スローハウス
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「北の住まい設計社」 Vol.2_工房も素敵
date. 2024/04/09
すっかり季節は🌸春🌸
ですがVol.2、季節は⛄真冬⛄です。
地球と人の未来のためにできることを考え
真摯にものづくりを行う「北の住まい設計社」
今回は彼らの工房を紹介します。
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2024年1月某日、私たちは旭川空港に降り立ちました!
雪にお化粧された看板がたまらんです♡
前日の吹雪で仕上がった一面の銀世界にわくわくしながら
「北の住まい設計社」のある北海道・東川町へ向かいました。
道中の様子🚗
そして、こちらが工房とショールーム・ショップとカフェ&ベーカリーのある建物。
そしてそして、こちらが工房です。
ムム!?これが工房・・?
なんとも懐かしさを感じる建物だな~と思いませんか?
実は、彼らは、北海道・東川町の山奥で廃校になった小学校を工房にしています。
1985年に譲り受けた当時、住み手を失った廃校跡は
雨漏りのする寂れた姿で雪に埋もれていたそうです。
「永く使うことを考えた家具作りには、
この古い建物を修理し、再生していくことに意義がある」という思いで、
屋根を葺き、ペンキを塗り直し、わずかな機械設備を整えてスタートしました。
以来、「北の住まい設計社」のシンボルとして残してきた建物なのだそうです。
どこをとっても絵になります🎨
こちらはもともと体育館だった場所。
古き良き趣を感じますね。
わたしが工房を訪れて、まず初めに感じたことは、
どこもかしこもキレイなこと。
隅々まで掃除が行き届いていて、
大切に使われているのがわかるとてもクリーンな工房でした。
当初荒れた土地であった工房の周りは、植えた木々が育ち、
夏には緑であふれるようになったそうです。
こちらは夏の様子。
工房の周りの建物や木々、すべてがもともとそこにあったような自然な佇まい。
この写真をみて真冬の景色との違いに、夏にも訪れてみたくなりました。✈
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そしてもう一つ、制作工程のお話を聴いて驚いたことがあります。
ここでは、ひとりの職人さんがひとつの家具を完成させていることです。
一般的な家具づくりでは、効率よく生産するために、
一工程につき担当の職人さんがいて、
ひとつの家具をつくるのに数名が関わる、という流れが多いのですが、
「昔ながらの工法で、手仕事で、修理も可能なように」
ひとつひとつの木の個性を見極めながら、
経験を通して予測し、技術を持って作り出す。
一度に作れる量は限られてしまいますが、個性を生かすものづくりには
こうした手仕事が欠かせない、という思いです。
「人の手は多様に複雑なことのできる、いちばんの道具」
職人と手と無垢の木、人と自然が関わり合う
ものづくりの原点のようです。
実際に工房を訪れてみて、
ここで生まれる家具たちは、大切に受け継がれたこの建物と同じように、
「永く使うこと」そして、「自然のリズムと共に生きること」
彼らが提案する暮らしへの想いが詰まっているのだな、と感じました。
さてさて、次回のVol.3では、彼らが使う“木”についてお話させていただきます。
どうぞお楽しみに~
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